仕事の関係で慣れ親しんだニューヨークを離れ、先月からロンドンに越してきました。ロンドンにたどり着くまでの道のりが思いのほか大変だったので、最初はまず、個人的にかなり手こずってしまったイギリスの労働ビザについて、ちょっとお話ししたいと思います。

ちょうど一年ほど前にロンドンで働いてみないかという話をもらって、会社と僕の間でインタビュー、テスト、給料の交渉と比較的スムースに話が進んでいって、僕のケースが当てはまる一般のTier2というビザの手続きを始めたのが去年の9月。その時点で会社側が弁護士も費用の事も全て面倒見てくれるということだったので、全てお任せしてしばらくは待機。弁護士さんには6週間もあれば取得できるでしょうとのことだったので、本当に何もせずただ待っていました。1ヶ月、2ヶ月と時が経ち、さすがにちょっと心配になって会社に問い合わせてみたところ、順調にプロセスは進んでいると言われ、もうしばらく待つことに。12月に一度ロンドンに行く予定があり、その時に合わせて全ての書類をお渡しします、と弁護士さんに言われたので、これまたその言葉を鵜呑みにしていったんロンドンへ。その後、事態が急変!!書類を渡してもらうことになっていた日の前日に弁護士さんから連絡があり、大学の卒業証書のコピーがいると言われ、そういうことはもっと早く言ってよと思いながら関係各所に連絡を取りまくり、結局そんなにすぐには手に入らないと予想通りの答えが返ってきて、もやもやしていたところで、また連絡が入り、英語圏の国の大学の、しかも4年生以上の卒業証明じゃないと受け入れられないと言われ、さらにショック!日本の大学しか出てない人はどうすれば良いの?と尋ねたところ、IELTS(アイエルツ)という英語力テストを受けて中級以上の点を取るしかないと言われ... 何?アイエルツって何?中級って実際どれくらいの英語力なの?ともうその時点で大パニック。しつこく、アメリカでアメリカの会社で働いていたのにダメなの?昔取ったTOEFLじゃダメなの?とくいさがりましたが、TOEFLはイギリスの移民局が英語力を証明するものとして認めないとかでとにかく全く歯がたたず。よくよく調べてみると、2014年の7月からイギリスの移民法が厳しくなり、一定の英語力が無い人には労働ビザを出さない方向で法改正されてしまったようで。詳しいことは未だにちゃんと把握してないので、多くは語れませんのでこちらを...

http://www.interq.or.jp/tokyo/ystation/uk.html

で、そんなの聞いてないよーっとブチ切れしても後の祭り...結局、12月の暮れからIELTSという今まで聞いたことも無かったテストで中級以上となんともあやふやな基準を上回る成績を取るための受験勉強を始めることに。大急ぎで受験日だけでも押さえておこうとしましたが、これまた年の瀬で誰にも相手にしてもらえず。アメリカもイギリスも年末年始は誰も働かないんです。なんでこうなっちゃったのと不安と焦り満載の年末年始に。世の受験生のみなさんはもっと大変なんやろうなあと一人でぶつぶつ。

ということで、次は多分あまり日本人の人には馴染みが無い、このIELTSという英語のテストについてお話ししようかなと思います。



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