コロナに世界で一番痛めつけられた街、ニューヨーク。あえてニューヨークを国に例えたとして、ある時は国家存亡の危機を民にいち早く伝え、ある時は民の命を守るために近隣諸国に助けを請い、ある時は戦いに敗れ、失ってしまった命を民と共に嘆き、ある時は心を一つに戦う民を称賛し、ある時は自由と平等を求める民の声に耳を傾ける。アンドリュークオモ、彼はこの国にはキングはいないと言いましたが、この111日間の戦いを通して彼はニューヨーク国のキングになりました。このコロナのパンデミックの中で、一筋縄ではいかないニューヨーカーを凄まじい気迫と統率力と人情でまとめ上げた手腕は政治家として最大級の評価をされるべきです。

と、クオモ知事の最後のコロナ会見に個人的にかなり期待が高まり過ぎてたのか、いつものコロナ対策のスペシャルチーム4人で並んでのスタイルではなく、大統領の緊急スピーチっぽい感じというか、一人でカメラに向かって原稿を読み上げるスタイルだったのがちょっと残念でしたが...でもね、この3ヶ月、クオモさんがいてくれて本当に良かったと思います。クオモさんは突然真っ暗な夜の海に投げ出されたニューヨーカーにとっての灯台そのものでしたから。

今回のコロナショック、僕らの知らないところで一体何が起きているのか、真実が明かになることが今後あるのか無いのか、平民の僕には知る由もありませんが、トランプさんとクオモさん、どっちに命を預けるかって聞かれたら即答でクオモさんを選びます。もしかしたら騙されてるかもしれない、でも命の選択が迫られる極限状態で国民の命を最優先してくれそうな人間味のあるリーダーはどう考えても彼しかいませんでした。
最近はニューヨーク復活へ向けて連日、政府に追加予算を求める発言を繰り返して、ちょっとくどい?!って感じで彼の評価も一時期に比べると少し落ちてきてた?!みたいですが、今年は無理でも2024年の大統領選挙で確実に候補に上がって来る全米で今最も注目の政治家です。当の本人は早々に大統領にも副大統領にもなる気は無いって発言してたので、今回の選挙ではなく、4年後を見据えてるのかな? 僕はこの勢いで今年勝負した方が良かったんじゃないの?って勝手に思ってますけどね。それともケネディ家の血を引く娘をアメリカ初の女性大統領にって目論んでる?ってそれはちょっと気が早過ぎるか…トランプさんと豪快にやりあって痛快に論破するのが、クオモ会見の最大の魅力でしたから。もうあのやりとりがしばらく聞けなくなると思うとちょっと残念...経済復活に向けてギアを上げていかないといけないニューヨーカーですが、今んところクオモフィーバー後の喪失感の方が大きく複雑な気持ちです...

ということでクオモ国王、ニューヨーク国は月曜からフェーズ2ですけど、フロリダ国でまたコロナ感染増えて来てますから、第二波が来ないようにこれからもしっかり民をお守りください!
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