前回のブログでもちょっと触れたんですが、今週は"まさかこんなことになるなんて..."な1週間で...人生、本当に何が起こるかわかったもんじゃありません。
忙しい仕事の合間、良い気晴らしが出来たなと思いながらヘイスティングス日帰り旅行からの帰宅。夜ごはん作るのちょっとめんどくさいなーということで、夜は近所のお寿司屋さんへ。

他にも幾つか頼んだのですが、どれも微妙な感じで...特にこの鯖と胡瓜の巻物の鯖がお酢でしめてない!ちょっと生臭くて嫌な予感..."まあお店に出すくらいだからよっぽど新鮮なんでしょ〜" と自らに言い聞かせるようにして完食。何となく後味の悪い感じでそのまま帰宅。
次の日はバンクホリデーなのに出勤で足取りが重いのに輪をかけてなんか胸やけというか胃もたれというか、とにかくスッキリしない感じのまま出勤。食べるのだけが生き甲斐みたいな僕ですが、この日は食欲も無く胃もたれもひどくなる一方で。運良くこの日は仕事も早く終わり3時には帰宅。
"帰ってちょっと休めばスッキリするでしょう" と、夜ごはんまでぐっすり熟睡。
でも夜になっても全然良くならず、食欲も全く無いのでこの日はお粥ですますことに。

今思えば長い戦いの火ぶたはとっくに切って落とされてたんでしょうね、この時点で。昨日、常備薬で残っていた最後の一粒の胃薬使っちゃったので、この日は正露丸を飲んで就寝。でもお腹の痛みと吐き気のダブルパンチで全く寝付けず...快眠には程遠い感じで、でも何とか乗り切って....

朝になって治ってた吐き気と胃の痛みが目覚めと共にまた戻ってきて、これはちょっと様子がおかしいと、さすがの鈍感男の僕でも観念して何とか会社前に医者に診てもらえないかとGPに電話。そしたら11時が最速と言われて"それじゃ会社に間に合わない!" なんて思ってるうちに胃の痛みがどんどんひどくなってきて、吐き気はもちろん、身体中にじんましんまで出てきて、冷や汗ダラダラで呼吸も苦しくなってきてちょっとしたパニック状態に。
さっきまで会社に間に合わないと思っていた僕はどこかに吹っ飛び、今度は11時まで診てくれないGPにイライライライラ。とにかく医者に診てもらうまでの2時間何とか踏ん張ろう!。この間も本当に絵に描いたような七転八倒でして。
それでも11時まで全然待てず、1時間前にGPに駆け込んで直談判。で、待合室で結局2時間待たされ...と、なぜか待ってるうちに吐き気も胃の痛みもじんましんまで嘘のように治り...やっと診てもらえたお医者さんには、
"検便して、出来たらまた持ってきてくださいね" とだけ言われ、痒み止めだけ処方されて強制終了。

"どう考えても納得がいかない。この吐き気と胃の痛みとじんましん、もう3回も戻ってきてその度に強力になってきてる。次にまた戻ってきたら今度は耐えきれるかマジで自信が無い...やばい...。食あたりだったら下痢するはずなのに...でもこの尋常じゃない胃の痛みと吐き気の怒涛の攻撃の原因がわからん。新種のウイルス? "

もう頭の中もパニックで、何とか帰宅した後、すぐ恐れていた胃の痛みがまた始まって、しばらく悩んで111(NHSの救急車)を呼ぶことに。

*ちなみに111で救急車を呼んでも無料なんだそうです。(アメリカだったら$300から$1000?だったと...) 。


"ひどい食あたりのようで起き上がれません。救急病院への搬送お願いします。"

ここから約10分、名前から始まって住所、症状が出る前に食べたもの、今の状態の繊細をひつこく聞かれ...

"関係ないと思うかもしれないけどちゃんと答えて。お腹の痛みは突き刺すような痛み?鈍痛?像がお腹にいるような感じ?胸やけは胸までいってる? 熱は? 呼吸はできる? 言葉ちゃんとしゃべれる?"

等々のやり取りを繰り返し...もうその時点で意識失う一歩手前な感じで...何とか最後は今から救急車がそちらに向かいます、という言葉を聞いて一旦電話を切って。その後待っても待っても来ない救急車。もうこの頃には生命の危険まで感じるくらいになってきてて、とにかく必死で再度111に電話。
またさっきやった応答をまた一からやり直し、とにかく必死で早く来てくれと懇願し、その後、10分後に救急車が到着。
救急車の中でようやくペインキラー(鎮静剤)をもらい、救急病院に着いてしばらくしてお薬のおかげか痛みがまた嘘のように消えて。
あんなに苦しんでたのに、緊急じゃない"マイナー"な方に回されたようで、1時間くらい待合室で待たされてようやく血液検査へ。で、血管が浮き出て来ない僕の腕はこんなことになってしまい...
ベテランの看護師さんの協力を得て左腕から何とか無事に採血が出来、尿検査とレントゲンも撮って、強力なペインキラーをどっさりもらって夜には帰宅。

結局この後、このペインキラーだけが頼りで、トータル3日間ほとんど水と絞った果物だけを食し...得体の知れない胃の激痛と胸やけとじんましんがおさまるまでは怖くて会社にも行けず...

結局お医者さんからははっきりした原因が何だったのかは聞き出せず...(っていうか次の週の火曜まで検査結果が出ないそうで...)。
でも、症状からしてアニサキス(寄生虫)のしわざではないかということで、ひとまず一件落着。もしこれが日本の優秀なお医者さんだったら内視鏡で取り除いてもらえたかもしれないそうで...まあそれが無理な場合はお腹の中で敵が死ぬのを待つしか無いんだそうです...で、潜伏期間は長くてだいたい1週間。どおりで痛いわけだ...

ということで、僕のお腹の中で大暴れしてくれたエイリアンのおかげで、僕の1週間はズタボロにされてしまいました...

みなさん、ロンドンでお寿司を食べる時はお店を真剣に選びましょうね!(こんなんで死にたないわ! 笑い事ちゃうでほんま。いやーでも生きて帰ってこれてほんま良かった!!!😅)。
 


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