1929年、株は好調でウォール街は活況に沸いていた。そんなある日、名声を欲しいままにしていた某有名投資家が靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていた時、その少年が放った言葉に衝撃を受ける。
“おじさん、株買った方が良いよ!絶対上がるから!”
靴磨きの少年までもが株が上がり続けると信じている。株を買えば大金が掴め幸せになれると...某有名投資家は事態の異常さに気づき株の売却を即座に決め、その後に起こる未曾有の大暴落を逃れた...
この逸話は結構有名な話なので、株をやってない人でも知ってる人は多いんじゃないかと思います。
で、最近よく“この靴磨きの少年” は現代に現れた“ロビンフット” だと言う人が多いんですが、それはちょっと違うかなと僕は思うんです。ちなみにロビンフットっていうのは最近大人気の株やビットコインを売り買いできるアプリのことで、僕もこれに似たアプリ(ロビンフットを含め)を使っているので、もしその仮説に当てはめるなら、僕もれっきとした靴磨きの少年(大暴落の直前になると突如として現れ、高値を掴ませられて大損する平民)ということに...図星かもしれない...だって先の事なんか誰にもわからないんだしね...
でも、あえてロビンフット利用者代表?!として言わせてもらうなら、靴磨きの少年と一緒にしてもらいたくないなと。汗水垂らして必死で稼いだ身銭で株を買うわけですから真剣そのものなわけです。“投資はギャンブル”なんて考えてる人もいるかもしれないですが、それもちょっと違うかなと。だってギャンブルは自分の勘と運だけが頼りだけど、投資は自分が納得いくまで事前にリサーチができるし、なんなら相手(株を買おうとしている会社)を徹底的に調べて丸裸にして、成績表(年に4回ある決算報告)もじっくり吟味して、ガッツリ稼いでて前途洋々なのを確認してから波乗りに参加できるという利点がある。つまり情報戦なわけです。昔はまとまったお金がないとなかなか始められなかった投資も今はいろんなアプリも出てきて、スマホで低額からでも株が買えるようになってきた今日、“あんた、今はじめんでいつはじめるん?” って感じになってきてるんじゃないかと。
ごくごくたまに、スクラッチっていう自分でスクラッチ(こする)する宝くじを数ドル買って楽しむことはありますけど、その時のメンタリティーとは明らかに違う自分がいます。あれは完全にギャンブルですしね。
ニューヨーク市場は最近SP500が最高値を更新して一体どうなってんの?って感じですよね?
後はガツンと落ちていくだけって思ってるあなたは悲観論者か、靴磨きの少年が調子に乗って株を高掴みして、その後株が暴落して泣き叫ぶ姿を見て、“あー私は助かった〜。”と、胸を撫で下ろす自分を想像する情弱な傍観者か。
そして今このブログを書いている平民投資家の僕は結構本気で株はまだまだ上がって、ゴールドも同時に上がっちゃうかもなんて本気で信じてやまない夢みるオヤジ...これからさらに市場にお金をばら撒こうとしてるFRB(アメリカ連邦準備銀行)や経済を崩壊させないために給付金を配りまくる米政府。失業者で溢れかえる現状で、ドルだけが積み上げられていく。行き場を失ったドルが行き着く先は株か、債権か、ゴールドかはたまたビットコインか...コロナで職を失い、家賃を払えない人が激増してるので、不動産も冷え込むのかと思いきやまさかの大盛況ってこの世はいったいどうなってんだ? あえて理解する努力をするとするならば、コロナで都会に住まなくても良くなった富裕層&中流階級の人々が一気に田舎に家を探し始めてサプライズで不動産業界が大盛況ということか。とにかくアメリカは日本とはかなり違った状況になってる。
さらにさらに、例えばもし仮にコロナに効くワクチンが最終承認された!なんてニュースが今、世界に駆け巡ったら...そしたら世界は祭りでしょ。こんなに経済が落ち込んでる時でもどの株買おうか迷うくらい好調な会社がいっぱいあるくらいなのに、これで世界がコロナから解放されちゃったらバブルの時の狂乱なんて比べ物にならんくらいのアゲアゲ状態になっちゃうでしょ? 夢だけで株は買っちゃだめだけど、未来に希望を感じさせてくれる企業の株にはしがみついておきたいなと思うわけです。
もちろんいろんなストーリーが蠢いているわけですが、間違いだと気がついた時には直ぐ撤収すれば良いだけですから、年末ジャンボ買うよりはリスク低いです(笑)。
もうこの歳になるとね、恥も外聞もないですから、せっかくテスラ株持ってたのに高みを見ないまま中途半端な利確をしてしまい、お別れしてしまった事を悔い改め、あらためてラブコール。恥を忍んで“高いな”と思いながらも買い戻し…そしたら時価総額でトヨタを抜き去り株価は$2000越え。やってくれるじゃないですか!近々株式分割して個人投資家でもなんとか手が出せる額になって、バッテリー革命が本格化した後に世界に君臨してるのはどこの会社? 条件さえ満たしていれば、後はあんま難しく考えすぎず、乗れる波には乗ったもん勝ちです。これからは決算でこけない限り一緒に居続ける事を誓います!
そういえば、ゴールドの時代が来る!と2-3年以上前からガンホジしてたBarrick Gold、ようやくtwo-bagger(2倍ってこと)近くに。最近ガクッと落ちてちょいとひやっとしましたが、何とあのバフェットさんが救世主に。今まで金投資を毛嫌いしていたあのバフェットさんまで腰をあげちゃったんだから、遂に祭りが幕を開けたんじゃないかと。1人の投資家が金買ったってだけで、1日で11%も値が上がっちゃうんだからもうお見それしました!(今日またちょっと下がってますが我慢我慢。投資は我慢比べでもあります...) ちなみに今はチャート分析によると爆上げの予兆を知らせる“カップウィズハンドル”を形成していて、今はその上昇局面の始まりのぐちゃぐちゃしたところなんだとか。さっぱり意味はわかりませんが、カリスマ投資家が本腰を入れ始めたってのは追い風ですよね!
でも僕は発言には100%責任持ちませんよ!つぶやいてるだけですから。でも、今からでも遅くない!ゴールド買っときますか!(笑)。ゴールドの大輪の花が咲くのはちなみに2022年なんだとか。本当か?
長々と書き綴ってきましたが、現代のロビンフットの本当の正体。それは自分の稼ぎだけじゃまともな家さえ買えないことに気付き、老後の蓄えやコロナ後の社会に不安を感じて一念発起し資産運用で事態打開を決意したオヤジ達、ということです。
靴磨きの少年だと? 苦境に立たされてるオヤジ達の底力なめんなよ(笑)。